白内障再手術
白内障再手術について
白内障手術の再手術には2つのパターンがあります。
①医師が再手術が必要と判断した場合
- 単焦点眼内レンズの術後の不快なかすみ・まぶしさ・ゴースト像など不意に生じた不具合で経過をみても改善しない場合
- 術前予定していたピントの位置が大きくずれてしまった場合で入れ替えが必要と判断した場合
- 外傷や先天性白内障などで人工的無水晶体眼になってしまった場合
→ 医師が入れ替えが必要と判断した場合、保険診療でのレンズ入れ替えが可能です(単焦点眼内レンズに限る)
②患者様の希望で入れ替える場合
- 予定したピントの位置に間違いはないが、術後にピントの位置を変えたい場合
- 多焦点眼内レンズに慣れることができず、単焦点眼内レンズへの入れ替えを希望される場合
- 単焦点眼内レンズを入れたが、多焦点眼内レンズへの入れ替えを希望される場合
など、患者様希望で入れ替えを希望される場合は自費診療でのご提供となります。
術式の選択
①レンズの入れ替え
水晶体嚢という眼内レンズが入っている袋を壊さぬように、レンズを入れ替えます。可能であれば術後3か月以内の入れ替えが望ましいですが、それ以降でも入れ替えが可能であることもあります。入れ替えが困難な場合はアドオンレンズや、レンズ強膜内固定をご提案することがあります。他院で行った白内障手術でも、入れ替え可能です。(いずれの手術も不可能と判断した場合は申し訳ございませんがお受けできかねます)
②アドオンレンズ作成(add-on lens)
水晶体嚢という眼内レンズが入っている袋を壊さぬように、レンズを入れ替えます。可能であれば術後3か月以内の入れ替えが望ましいですが、それ以降でも入れ替えが可能であることもあります。入れ替えが困難な場合はアドオンレンズや、レンズ強膜内固定をご提案することがあります。他院で行った白内障手術でも、入れ替え可能です。(いずれの手術も不可能と判断した場合は申し訳ございませんがお受けできかねます)
アドオンレンズについて
アドオンレンズとは、白内障手術を終え、レンズがすでに目の中に入っている方に追加して挿入するレンズを指します。
すでにレンズが入っている方の中で
- ピントが合う位置を変えたい(近視や遠視の追加矯正)
- 乱視が増えてきたので減らしたい(乱視の追加矯正)
- 遠くも近くも見えるようにしたい(多焦点レンズの追加)
といった不満を外科的に解消できる方法です。
過去に片目だけ手術をして、後に反対の目を手術するときに左右のバランスを整えたいという方にも適応がございます。
メリット
- 白内障手術術後のピントの位置への不満を解消できる可能性があります
デメリット
- 個人輸入による自費診療となります
- ハロー・グレアといった現象がレンズ挿入後に起こることがあります
- ご自身の理想の見え方と食い違ってしまうこともあります
当院採用のアドオンレンズについて
当院のアドオンレンズはSOLEKO社のCamellens2(FIL 622-2シリーズ)を採用しております。
レンズ製造範囲が広く様々な術後の屈折状態に対応できるレンズです。
費用
レンズ入れ替え
|
項目 |
費用(税込) |
|---|---|
|
単焦点眼内レンズへ入れ替え |
片眼 13万円 |
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多焦点眼内レンズへ入れ替え |
片眼 13万円+レンズ代 |
|
レンズ入れ替えが不可 |
片眼 3万円 |
アドオンレンズ
|
項目 |
費用(税込) |
|---|---|
|
単焦点乱視なし |
片眼 25万円 |
|
単焦点乱視あり |
片眼 27万円 |
|
多焦点乱視なし |
片眼 30万円 |
|
多焦点乱視あり |
片眼 35万円 |
|
キャンセル料 |
5万円 |
|
抜去 |
3万円 |
