一般眼科
⼀般眼科について
アレルギー性角結膜炎、感染症、ドライアイ、ものもらい、眼精疲労、白内障、緑内障、網膜剥離、糖尿病網膜症、ぶどう膜炎、眼瞼けいれん・涙道疾患・健診・人間ドッグでの異常など
アレルギー
アレルギー性結膜炎・春季カタル・アトピー性角結膜炎の治療を行っております。
診療の流れ・治療方法
眼のかゆみや充血のある場合、アレルギー性結膜炎を疑います。採血によるアレルギー検査も可能です。
屈折矯正(コンタクトレンズ・ICL)
当院で行う屈折矯正は、下記の内容となっております。
- 眼鏡
- コンタクトレンズ (※原則院内処方のみとなります)
- オルソケラトロジー(ナイトレンズ)
- ICL(眼内コンタクトレンズ)
- 白内障手術
ICL治療は当院にて手術可能です。ご希望の方はまずは手術相談の予約の上ご来院ください。
眼鏡・コンタクトレンズ・オルソケラトロジーは予約制で行っております。Web予約もしくはお電話で予約をお願い致します。尚、眼鏡とコンタクトレンズの処方を同日に処方することは行っておりません。よろしくお願い致します。
TEL:044-322-8555
【取り扱いレンズ】
【1日使い捨て(1day) 近視用/乱視用】
・Cキューブ ロート 1day フレッシュビュー エアリッチ (30枚入り/90枚入り/トーリック30枚入り)
【2週間定期交換 近視用/遠視用/乱視用】
・ボシュロム アクアロックス (6枚入り)
※ハードコンタクトレンズの取り扱いは現在ございません。
診療の流れ・治療方法
それぞれの治療によって適応となる年齢や眼の状態による制限がございますので、お気軽にご相談ください。
オルソケラトロジー・マイオピン・リジュセア点眼
オルソケラトロジーは特殊なデザインのハードコンタクトレンズを、夜間寝ている間に装着することで、角膜の形状を変化させ、日中起きている間、近視を一時的に矯正する治療方法です。手術をせずに近視を改善し、裸眼視力を向上することができます。小児期からの使用で近視の進行を抑制する効果も期待されています。
マイオピン・リジュセア点眼は、小児期の近視の進行の抑制を軽減させることを目的とした低濃度のアトロピン点眼液です。当科ではオルソケラトロジー・マイオピン・リジュセア点眼共に取り扱っております。
※本治療は保険の対象外、自由診療となります。
※本治療中に眼科医が必要と判断した場合は、その疾患に対する眼科的治療を受けてください。その際、費用は別途かかります。
※医療費控除の申請が可能です。当院から発行した領収書は大切に保管してください。
オルソケラトロジー治療の流れ
- 適応検査&トライアル装用
オルソケラトロジーレンズの装用に適しているか、近視の度合いや眼の健康状態を調べます。検査で問題なければ、院内のトライアルレンズを装用していただきます。 - お試し装用【約1か月間】
個々の患者様の眼の状態に合わせた専用レンズを装用します。専用レンズの使用料、お試し期間中の検査費用、初回ケア用品代を含みます。
約1ヶ月使用し、治療の継続を希望するかを決めていただきます。
※治療を継続しない場合は専用レンズは返却していただきます。STEP2までにかかった費用の返金は致しません。予めご了承ください。 - 治療の継続
お試し装用に満足し、このまま治療を継続する場合は、追加費用の支払いが必要です。 - 定期検査の受診
治療を継続している間は、3か月ごとに定期検査の受診が必要です。
※治療を継続しない場合は、専用レンズを返却 していただく必要があります
※治療の継続を希望しても、眼の健康状態などにより、治療を続けられない場合もあります
レンズデザイン
- レンズの内側にカーブを施した特殊なデザイン。
- レンズの中心部がフラットになっており、この部分で角膜の形状を少し平らにして、近視を矯正します。
- レンズはひとりひとりの角膜の形状や近視の程度に合わせてオーダーメイドします。
近視矯正の仕組み
- 近視は、網膜より手前に焦点が合ってしまうために、ピントがぼけてしまう現象です。通常のコンタクトレンズはレンズの屈折力で近視を補正しますが、オルソケラトロジーは角膜自体を変形させて近視を補正しています。
- 夜間寝ている間のコンタクトが角膜を平坦化させます。そうしますと、焦点がより遠くに結ぶようになり、近視による屈折異常が矯正されます。
- オルソケラトロジーは眼の長さに起因する「軸性近視」の進行を抑える効果が期待されており、小児期からの使用で、近視の進行の抑制効果が期待されています。
使用方法
- レンズをつけるのは寝ている間だけです。
- つけ方や取り扱いは従来のハードコンタクトと大きな違いはなく、特別な知識や技術は必要ありません。
- 多くの酸素を透すことのできる素材でできているため、装用したまま寝ても眼の健康に大きな影響を及ぼすことはありません。
リスク・副作用
- オルソケラトロジーコンタクトは使用をやめると、角膜は元の形の戻り、近視改善効果は失われます。
- 強度近視や遠視眼には行えません。
- コンタクトの管理が不十分ですと、感染症などの重篤なトラブルを引き起こす可能性があります。
オルソケラトロジー・マイオピン・リジュセア点眼の費用
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マイオピン・リジュセア点眼の費用 |
(税込) |
|---|---|
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マイオピン0.01%点眼 |
3,300円/1本 |
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マイオピン0.025%点眼 |
3,900円/1本 |
| リジュセア0.025%点眼 |
4,200円/1本 |
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検査費用(視力・眼軸長) |
2,000円/1回 |
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【初年度】治療にかかる費用 |
(税込) |
|---|---|
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適応検査&トライアル装用 |
5,000円 |
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お試し装用 ※専用レンズの使用料 |
40,000円 |
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治療継続費 ※専用レンズ代 |
130,000円 |
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その他の費用 |
(税込) |
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レンズの紛失 |
33,000円/1枚 |
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2年目以降にかかる費用 |
(税込) |
|---|---|
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定期検査代 |
4,500円/1回 |
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レンズの定期交換 ※最低でも2年毎の交換をお勧めしています。 |
33,000円/1枚 |
ドライアイ
ドライアイはアレルギーやコンタクトレンズから生じる軽症例から、シェーグレン症候群のような重症例もあり、重症度に応じて点眼を変更しています。
診療の流れ・治療方法
涙液・まぶたの状態を丁寧に診察します。涙液は(水層、油層、ムチン)に分類され、疾患によって不足する層を補う治療を行います。重症例では涙点プラグ挿入も行います。
麦粒腫(ものもらい)・霰粒腫
まぶたにばい菌が付着し、感染を起こし、発赤、腫脹を生じます。また、まぶたにしこり(硬結)を作る病気に、霰粒腫という病気があり鑑別が必要です。
診療の流れ・治療方法
点眼・軟膏で治療しますが、膿瘍形成している場合は穿刺することも可能です。霰粒腫は、点眼、軟膏で改善しない場合、手術で摘出することもあります。
眼精疲労
長時間のモニター・スマートフォンの凝視、ピントが合わない状態での作業により、眼のピントを合わせる筋肉が疲労する病気です。進行すると肩こりや頭痛の原因にもなります。
診療の流れ・治療方法
ピントがしっかりと合うよう眼鏡を調整したり、点眼治療を行います。スマホ首・VDT症候群のような重症なより詳細な検査・治療を行います。
ぶどう膜炎
ぶどう膜と呼ばれる「虹彩・毛様体・脈絡膜」の炎症を指し、原因は多彩です。ヘルペスなどの感染症だけでなく、ベーチェット病や原田病、サルコイドーシスなどの炎症性疾患も含まれます。
診療の流れ・治療方法
炎症の改善のため、抗炎症剤の点眼・内服を行います。同時に原因精査のため、採血やCT検査で全身の状態をチェックします。
眼瞼けいれん、片側顔面神経けいれん
まぶたや頬、口の周りの筋肉が自分の意思とは無関係に、以上興奮し、ピクピク動く感覚を得る病気です。
診療の流れ・治療方法
当院では注射を行ってけいれんを抑える治療が可能です。場合によっては薬物療法や脳神経外科に相談させていただく場合がございます。詳しくはエイジングケア外来でご紹介しております。
涙道疾患
涙はまぶたの鼻側にある涙点という穴から涙道に入り、鼻に抜けていきます。涙道の途中が狭くなると涙道閉塞を来し、涙道が感染をおこして炎症をおこすと涙嚢炎を生じます。
診療の流れ・治療方法
涙のトラブルの原因は多岐にわたりますが、一つ一つ原因を探していきます。涙道閉塞を疑う場合はCT検査を行い涙道の内部を精査することもあります。
